2020/12/18
文部科学省の調査によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、2020/10までに休学・退学した大学生・大学院生の数が5千人を超えたことが分かりました。
新型コロナウイルス拡大の影響による大学生・大学院生の休学・退学者数が5千人を超える
新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、2020/10までに大学・大学院を退学したり休学したりした学生が5200人を超る数に上ることが、文部科学省の調査で分かりました。
文科省が全国の国公立&私立大学を調査したところ、2020/4~10の期間に新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて中退した学生・大学院生は約1030人、休学した学生・大学院生は約4200人に上りました。
- 中退した学生・大学院生:約1030人
- 休学した学生・大学院生:約4200人
このうち、学部の1年生では、中退者が378人(全体の約37%)、休学者が759人(全体の約18%)でした。
- 学部の1年生の中退者:378人(全体の約37%)
- 学部の1年生の休学者:759人(全体の約18%)
学生への支援策を拡充へ
文科省では、学業継続のためのへの支援策として、アルバイト収入が大幅に減った学生へ無利子奨学金の再募集を行うとともに、就職内定が取り消された学生らがやむを得ず留年する場合、奨学金の貸与期間を1年延長すると発表しました。
文科省の担当者は「様々な支援制度を用意しており、困ったら諦めずにまずは大学に相談してほしい」と話しています。
文科省では、更にコロナウイルス感染拡大が続き、経済状況が悪化すれば中退者・休学者が増える可能性があるとして、学生への支援策を拡充させる予定です。